2017年11月01日

小道具のお話

先週は手が回らずにイルギに2日とも更新してもらいました…。
今週は帰ってきましたよ!


Twitterで小道具担当の紹介をした所ずいぶんと反響がありました!
彼も愛されていますねー笑


今日はそんな小道具の話にしましょう!

わかりやすいアイテムならともかく、
小道具と大道具って演劇など表現作品ではしばしば境界が曖昧になることがあります。

「どう見ても大道具さんで作ってもらった方が早いでしょ?タタキをお願いします!」
(舞台関係ではトンテンカンカンやることをタタキって言った利します)

そんなものも作品によって出てくることがあるかと思います。


まず、結論から言うと小道具と大道具の境界は正確には線引きされていません!笑

なので感覚的に大きさの大小とか、

もっと言うなれば舞台上の登場人物が動かすか動かさないか?
というイメージがあるのではないでしょうか?


はい、それで大体正解ですね!
小道具は誰かに使用される、つまり誰かに所有されるものです。

なので、小道具は登場人物そのものに大きな関わりを持ちます。
もっと言えば「登場物」とでも言いましょうか?
物語の中である人物と強く関わり、関係性を持つ存在。これが小道具です。

表現作品の中ではかなり登場人物そのものに近いと言っていい存在でしょう。

ですから、すぐれた小道具は
登場、使用、退場をしっかりと丁寧に扱われるべきものです。
役者の演技ともなかなか近い部分があります。


私の尊敬する演出家フランク=ハウザーの本には

チェーホフの言葉で、

「不要なものを置かないように」

また、劇作家ロミュラス=リニーの言葉で

「舞台にあるものは必ず使いきるように」

と書かれています
(だーいぶとはしょってますよ。気になる人は「演出についての覚え書き」読んでみてください。)


個人的には後者の考え方が僕は好きです。

しかし、リニーの本を読んだりしている訳ではないので…!まだまだ勉強することが山積み…!
そして喋り出すと色々まとまらずに話が溢れてしまっています…。

結局、小道具を考えている内に、僕ももっと簡潔に表現をまとめることに努めようと思ったので…笑
今日はこの辺で!

posted by ソウカイニンゲン at 23:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

演劇×仕事

ハンターハンターのパクりみたいなタイトルです笑っ

演劇は好きだけど働きたくない。演劇の仕事がしたい。

そんなあなたにー


・・・バリバリ働いているイルギ登場!
今日はこれから社会に出て演劇もやりたいなぁという人に向けて記事を書きます。


では、いきましょう!

自分のことですが、学生の頃は演劇だけを毎日やりたいと思っておりました。
だって、それだけやれば一番演技力が上がるし、好きを仕事に出来たら最高じゃんと思ってたからです。
(そう思いません??(゜д゜))

実際、学生でいくつか個人賞も団体賞も演劇でもらえて、東京のプロダクションには準グランプリを頂いて調子に乗ってましたし。(それはまたの機会にお話ししますー!)


ただ、今の自分にとって          演劇1本で生きること、それが正しいとは思っていません。


大人になったんだね☆
というわけではなく、
以下の3つの理由からです。(理系男子っぽく)

@学生の頃より忙しい今の方が演技について学ぶことが多く、時間を大切に扱っているなと感じるから
   
→より効果的に成果を挙げられる方法は何か?に全力を打ち込んでいて、働き始めてから今まで本当に演技について学ぶ姿勢が良くなったとおもいます。  


A働くことで自分の苦手なことがわかる

いやぁ、時々上司に怒られることもあるんですよ。
その時に、あぁ自分はこういうことが苦手でこういうように努力すれば良いんだなと理解するとまた1つ自分が成長してる感じがして気分がとてもよいです!!
(怒らせてごめんなさい!)


まぁ、怒られなくても良い結果を残すために努力したり、現場で色々な方と接することはプラスだと感じます。

Bお金

え?もうこれにつきますよ。
だって、結局お金ないと何もできませんよ。
マジっすよ。

ボーナスって知ってます?
いつもの給料に時たま入るんですけど、一気に40万とか数十万とか入ってくるんすね。なんか悪いことしたっけな?って思いますよ笑っ

アルバイトにも限界あります、年金の制度って知ってます?

アルバイトよりも会社勤める方が年金大きくもらえるんだぜ、だって多くの会社が年金負担してくれるんだから!


ってなことも学生のうちは知らないし、一度働かないと本当にわからんのですよ。

以上3つのことを説明しましたが、ぶっちゃけると知らないこと沢山あって好きなことだけを…だけの理由で演劇1本で生きていくのは勿体無い生き方なんだぜ。というお話でした。

貯蓄してから演劇1本で、という選択もありますし。

ここまで読んでくれてありがとうございます!
一生懸命頑張ってくださいね!
(イルギ)
posted by ソウカイニンゲン at 20:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月22日

ワークショップを振り返って

5月から始まったワークショップが一旦、本番前ということでお休みさせてもらっております。
約5か月ほど日曜のみ行ってきました。
始める前はうまく教えられるかな??
今まで何人もの大学生や高校生には教えてきたし、大丈夫だろう。
Perhaps・・・
少し不安でした。
が!!!
やってみると、受講者の方には「知らない知識を得られることができた!早速自分の劇団などで使ってみたい」
といった意見の方や、何度もリピートしてくれる受講者の方もいて本当にやってて良かったと感じました。
また、教えることで学ぶことも沢山ありました。
その中で改めて感じることが出来たのは初めから出来る人、出来ない人はいるけれど、
正しい努力をして出来ない人はいないということです。
そこで演劇における正しい努力とは何か?
それを特に考えさせられました。
僕の考えた結論は「自分のクセ、弱点を知り、生かす、または克服する」でした。

Wao! Simple!!

けど難しいんですよね。
うちの劇団のワークショップではエチュードを後半に持ってきていますが、
前半は動きや発声を中心に行っています。そこで、よく受講者の悩みを聞くことも多いです。
多かったのは

1、大きな声を出すには?

2、舞台で緊張しないためには?

3、喉を使わない発声をするには?

4、身体の軸のブレをどうすればよいのか?

です。
発声→アレクサンダーテクニック
緊張→マインドフルネス
身体→モダンバレエ
など海外の技法を交えてお伝えしました。
色々と使いましたが、教えるバリエーションは沢山あるに越したことはないですし、
受講者の方々に少しでも価値ある時間を過ごしてほしいので
やるからにはしっかり準備してこれからも努力していきたいです。
と長くなりすぎましたのでまた来週ワークショップについて書きます。
次回ワークショップを開催するときまでに色々とまとめていきたいですね。
あ、あと本番ありますので皆さん見に来てくださいね☆
(イルギ)
posted by ソウカイニンゲン at 20:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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